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© Earthboat 2023.

Earthboat Cave

風景との関係性を水平的に捉え直したモデル

Product Details

Earthboat Caveは、Hutの次に設計されたモデルで、雪深い山から少し降りた、里の入り口のような場所に置かれることを想定して計画されています。豪雪地帯ほどではないが、自然の気配が濃く残る山間部。湖畔や森の中、平野が始まり人の営みが少しずつ現れてくるような環境の中での滞在をイメージしています。


このモデルの最も大きな特徴は、屋根がフラットルーフとなっている点にあります。CLTによる構成の施工効率を高め、より合理的に、より多くの場所で展開できるようプロダクトとしての完成度を高めることが、このモデルの開発の大きな目的の1つとして在りました。同時に、傾斜地ではなく、水平な土地に置かれることを前提としたとき、建築体験そのものも水平に拡がり、周囲の風景が室内に流れ込んでくるような事を考えています。周囲に広がる草原や水面、森のレイヤーと並行するように、建築が静かに風景に重なっていく。その感覚を大切に設計を行っています。


平面的な構成はHutと大きく変化していません。アウトドアリビングのコンセプトを中心に据え、室内は最小限のシェルターとして成立させるという考え方が引き継がれています。しかし、滞在の体験は大きく異なります。大きな開口からは、周囲の風景が絵画のように切り取られ、室内はどこか洞窟のように静かで、外の広がりを受け止める巣のような場所として立ち現れます。「Cave」という名前には、広大な自然の中に身を置きながら、安心して身を預けられる居場所のような空間、という意味合いが込められています。


外観のデザインも、Hutとは対照的なものとなっています。フラットルーフによって生まれる大きな箱のスケールを、そのまま自然の中に置くと強い異物感が生まれてしまう懸念が有りました。そこでファサードを細かなモジュールで分割し、周囲に呼応するスケールのリズムを与えています。結果として、都市的な洗練さを持ちながらも、周囲の風景の中に静かに馴染む佇まいが生み出されました。


Earthboat Caveは、山から里へと降りてきた環境の変化に応答しながら、風景との関係性を水平的に捉え直したモデルです。外で過ごす時間を中心に据えながらも、小さな室内に広大な広がりをもつ居場所をつくる。Hutで生まれた考え方を引き継ぎながら、より多くの場所に展開していくためのモデルとなっています。


滞在ポイント

自然と一体となるような大きな窓からの景色が特徴。フラットなフロアやソファベンチで多様なくつろぎ方ができます。

設計・建築

PAN- PROJECTS

website

PAN- PROJECTSはイギリス、ロンドンを拠点に活動する建築デザインスタジオ。2017年に八木祐理子、高田一正によりデンマークのコペンハーゲンにて共同設立され、2019年にロンドンへ拠点を移し、活動を展開している。

主な作品・受賞歴に、RIBA J Rising Star Awards (UK 2025), European Capital of Culture 2024での個展 Entwined Matters (EE 2024), Dezeen Award Emerging Architecture studio Longlist (UK 2021)、国立新美術館招聘アーティストとしての大規模インスタレーションThe Matter Of Facts (JP 2021), ヴェネツィア・ビエンナーレ Young European Architect Exhibition 展示及びHournable Mention 受賞(IT 2021) 、U-35 / 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会(JP 2019)、北欧最大のアートフェアCHART ART FAIRにて作品Paper Pavilion最優秀賞(DK 2017)、他受賞多数。

八木は、デンマーク王立建築家協会登録建築家(Arkitekt MAA)。高田は英国王立建築家協会登録建築家(RIBA/ARB)及び、英国王立芸術大学院Royal Collage of Art, Shool of Architecture 講師。

website

Specification

Room

面積:22㎡
最大宿泊人数:3人
設備:クイーンベッド1点、シングル布団2点、シンク、シャワー、トイレ

Sauna

ストーブ:Narvi NC16(薪ストーブ)
ベンチサイズ:1段目 1810mm × 360mm、2段目 1810mm × 700mm
設備:水風呂、インフィニティチェア